約 2,552,319 件
https://w.atwiki.jp/dangerousss4/pages/303.html
準決勝戦SS・開拓地その1 登場人物紹介 潜衣花恋(くぐるいかれん):迷宮時計によって北宋末期へと送り込まれた少女。触れたものから何かを奪う『シャックスの囁き』という能力をもつ魔人 宋江(そうこう):梁山泊三代目首領。時ヶ峰健一が最も恐れた男。 呉用(ごよう):梁山泊軍師。時ヶ峰健一が最も恐れた男。 公孫勝(こうそんしょう):梁山泊副軍師。道術使い。時ヶ峰健一が最も恐れた男。 林沖(りんちゅう) 梁山泊林冲騎馬隊総隊長。宋国一の槍の名手。時ヶ峰健一が最も恐れた男。 馬麟(ばりん):林沖騎馬隊副隊長。時ヶ峰健一が最も恐れた男。 郁保四(いくほうし) 林沖騎馬隊旗手。時ヶ峰健一が最も恐れた男。 史進(ししん):梁山泊遊撃隊隊長。棒術の使い手。時ヶ峰健一が最も恐れた男。 李俊(りしゅん):梁山泊水軍総帥。時ヶ峰健一が最も恐れた男。 童猛(どうもう):李俊の副官。時ヶ峰健一が最も恐れた男。 張順(ちょうじゅん):梁山泊潜水部隊隊長。時ヶ峰健一が最も恐れた男。 凌振(りょうしん):梁山泊大砲部隊隊長。時ヶ峰健一が最も恐れた男。 童貫(どうかん):禁軍元帥。梁山泊最強の敵。時ヶ峰健一が最も恐れた男。 高俅(こうきゅう):禁軍大尉。蹴鞠が上手。時ヶ峰健一が最も恐れた男。 周信(しゅうしん):禁軍上級将校。時ヶ峰健一が最も恐れた男。 呉秉彝(ごへいい)周信の副官。時ヶ峰健一が最も恐れた男。 葉春(ようしゅん):金陵水軍の船大工。時ヶ峰健一が最も恐れた男。 *一部登場しない人物もいます 麾下の兵はいつの間にか五千を割っていた。 宋という国は腐っている。しかし、腐っていても国は国であった。 その力はやはり大きく、強い。抗うものを押しつぶす圧力がある。 目の前にいる軍がまさにその象徴だった。 斥候の報告では陸軍だけでも十万はくだらないという。梁山湖に迫っている水軍と合わせれば十五万は優に超えるだろう。 それに対し、梁山泊にいる兵は水陸合わせてようやく五万を超えるかどうか、というところだった。 禁軍。高俅の率いる、脆弱な軍とはまるで違う。本物の宋国の軍。護国の軍だ。 馬腹を蹴り。馬を駆けさせた。 麾下の騎馬隊がそれに続く。隙間なく、密集させる。駆け抜き敵軍を断ち割る。 俺が、鍛えに鍛えぬいた騎馬隊だ。例え童貫の軍が相手でも自分の体の如く動かし、密集された軍を貫くことはできる。 しかし、それから先が続かなかった。 どれだけ騎馬で翻弄しても戦意は下がらず、すぐに体勢を立て直しにかかる。隙が、見えない いつも死に損なってきた。 妻を亡くしたあの日から死に場所を探し続けてきた。 だが、生き続けようともしていた。 戦場では常に厳しい場所に身を置こうとしていた。しかし、そこで死のうとは思わなかった。 死を恐れることはなかったが、生き抜くために全力であがいた。 ──だが、それもここまでかもしれん ずっと待っていたのかもしれない。こうして戦える日を。 戦いて、戦いて抜いて、死ねる日を。 だが、その時ではない。麾下の兵も、自分もまだ戦える。 再び、馬腹を蹴った。後ろで郁保四が旗を掲げている。見えなくてもそれがわかった。 俺たちの、旗だ。 敵が近づいてくる。 目の前で騎馬隊を二つに割った。馬麟にもう一隊を率いさせる。 槍を目の前に構え、ただ真っ直ぐ走った。兵を蹴散らしながら敵陣を進む。 馬麟の隊と交差する。あいつは、笑っていた。きっと、俺も今笑っているのだろう。 敵の陣形は堅かった。一向に崩れる気配が見えない。 だが、構わなかった。崩れる気配がないなら、崩れるまで攻撃を繰り返すだけだ。 一度馬麟と合流したとき、敵兵が吹き飛ぶのが見えた。 史進だ。史進が鉄棒を振るう。その鉄棒に触れた者が弾けたように飛んでいく。 「林沖!」 史進が俺を呼ぶ声が聞こえた。それに応えるようにして叫んだ。 馬を駆けさせた。麾下の兵もそれに続いた。 騎馬隊の叫びは、一匹の獣の咆哮となって戦場に響いた。 金陵水軍の中型船が沈むのが見えた。張順たち潜水部隊がうまくやってくれたらしい。 (しかし) 梁山泊水軍、大型船五十隻、中型船百艘、小型船百五十艙。その数が頼りなく聞こえるほどに金陵水軍の物量は圧倒的だった。 地の利はこちらにある。李俊たち梁山泊水軍は梁山湖の水路、流れを知り尽くしている。平時なら目を瞑っていても自在に船を操ることができるだろう。 水兵の練度も決して劣っていない。いや、僅かながらこちらが勝っている。 潜水部隊の連中もよくやっていてくれてる。ヤツらがいなければ金陵水軍はとっくにこの場を抜いて梁山泊に迫っていただろう。 しかし、それでもなお、金陵水軍の圧力は一向に衰える様子はなかった。 船団が前に進んでくる。海鰍船が、五隻並んで近づいてくる。 思わず退がりたくなるような圧力を、その船は備えていた。 海鰍船。海の鯨。斥候があれをみてまるで山が動いたようだと言っていた。その気持ちが今わかった。 海鰍船がこちらの大型船にぶつかるのが見えた。大型船に穴が開いた。船体がゆっくりと傾いている。すぐに沈むということはないが、あれでは航行はできないだろう。 敵の船は少しぐらつきはしたが、ほぼ支障はないように見えた。船上から矢を打ちかけてきている。 こちらの船も応戦しようとはしているが、いかんせん高さが違いすぎた。さらに向こうには船員も多い。船に乗り込むのも困難だった。火矢を打ちかけてもすぐに消火されてしまう。 援護をするために前に出ようとした。それは阻もうとするように、敵船が動いた。 思わず。舌打ちをした。敵の小型船がこちらの中型船につっこんできていた。船は、頑強に作ってある。一度や二度の衝突では壊れはしない。 しかし、何度も繰り返されるとどうなるかはわからなかった。 海鰍船にやられた大型船から船員が飛び出している。潜水して進んでいるが、息が続かなくなり水上に顔を出したところに矢を射掛けられていた。 援護をしようにも前に出ることができなかった。無理に出ようとすれば、守りに綻びが生じる。 やつらは見捨てるしかなかった。 「李俊どの」 「わかっている。」 童猛が後ろから声を掛けて来た。普段は口数が少ないが李俊が迷っているときにさりげなく口を出す男だった。 「一度葦原に入り、体勢を立て直す」 梁山湖の葦原は深い。小舟では辺りを見渡せないように作ってある。海鰍船でもそう自由には動けないはずだった。 一時退却の鐘を打たせた。 それに合わせて金陵水軍の船も追ってくる。悔しいが、船の性能は向こうの上だった。 あれほど速く、小回りの効く船は船はみたことがなかった。 海鰍船もある。水路が絞られるとはいえそれが脅威であるという事実は変わらなかった。 (だが、時間を稼ぐ方法はいくらでもある) 轟音が響くと同時に、水柱が上がった。 仕掛けていた機雷に当たってくれたらしい。 機雷は単純な罠だ。ただ目の前に浮いている袋を槍であければそれだけで被害を防ぐことができる。 だが、単純であるだけ処理には時間はかかる。 「やはり、強いな。宋は」 誰に言うでもなく。そうつぶやいた。 だが、相手がどれだけ強くても、この梁山湖の上では負ける気がしなかった。 ここは自分の庭だ。よそ者に好き勝手させてなるものか。 対岸には土煙が上がっていた。鬨の声が聞こえてくる。 南のほうでは船同士がぶつかり合っている。水柱が上がっている。。 戦争だ。 どうやら戦の真っただ中に放り込まれてしまったようだ。 昨日、迷宮時計は対戦相手は蛎崎裕輔、戦場は過去─開拓地─梁山泊、であることを教えてくれた。 水滸伝だった。 ここがどのような場所であれ、まずは蛎崎裕輔を探すことだ。倒すにせよ、説得するにせよ。まずヤツを見つけなければ話にならない。 『掃き溜め』のコミュニティにも蛎崎裕輔という『魔人』について詳しい情報を持っている人間はいなかった。 希望崎にもそんな名前の魔人はいない。軍、警察の関係者、武闘派魔人として名を上げているものの中にも当てはまるものはいなかった。 風天は「なら余裕で勝てるじゃん。だって花恋ちゃんはブラストシュートにも時ヶ峰にも勝ったんだぜ」と言っていた。それに賛同した人間はいなかった。 魔人の勝負に絶対はない。たとえどんな魔人が相手でも油断することは出来ない。 現時点でウィッキーさんや本屋文という高名な魔人が消えている。どちらも単純戦力では時ヶ峰にも劣らないと目されていた魔人だ。 その二人が突然行方不明になったのはつい最近だ。『掃き溜め』にいる警察関係者の話では、二人が消えたのは迷宮時計にかかわることである可能性が高いということだった。 そいつらを倒した魔人が、まだこの戦いに残っている。そしてその魔人が蛎崎裕輔であるという可能性もゼロではないということだ。 一切の油断が許されない、正体不明の魔人。それを相手に勝利を収めるならば、不意をつき、先手をとる必要があった。 先手さえ撃つことができれば潜衣の能力『シャックスの囁き』は、一瞬で相手の命を奪うことができる。 それで終わりだった。 突然、あたりが暗くなった。さっきまでは確かに日が出ていた。上を見上げる。北海道が空に浮かんでいた。 北海道の地面が割れていく。そこから何かが降ってきている。 80年以上生きた直感が、これは危険であると告げていた。 魚が空を飛んでいる。昔、一度北海道に言ったときに見たことがある。 エゾジャケだ。なぜ宋に北海道がいるんだと考えたがそんなことは自問するまでもない。それが蛎崎裕輔の能力だということだろう。 理由はわからないが、確信した。 蛎崎裕輔。こいつがウィッキーさんと本屋文を倒した魔人だ。 80年、死線を潜ってきた生きた女の勘がそう言っていた。 湖が、赤く染まっているのが見えた。私と倒すためならどれだけ犠牲が出ようがかまわないという腹なのか。 ──真っ直ぐじゃあないな と思った。徹子がここにいてもきっと同じことを思うだろう。 エゾジャケがこちらに迫ってきている。まずはヤツらから隠れることだ。 足元にあった石を拾い、『存在感のなさ』を奪った。自分の気配を遮断する。 しかし、エゾジャケは私に向かって、迷いなく、真っ直ぐ向かってきた。 まるで私を敵と確信しているかのように。 ──これも蛎崎の能力の一環か いつの間にかエゾジャケに周囲を囲まれていた。 額に冷や汗が流れた。自分がここで死ぬというのが直感で理解できた。 向こうの世界にいた時にも何度か死を覚悟したことはあった。だが、そんなときはいつも徹子が傍にいてくれた。 だがここに徹子はいない。 ──痛いのはいやなんだけどな 左腕にはめた時計に手を触れる。その瞬間体がガクリと傾いた。 右足が焼けるように熱い。エゾジャケが下から空に飛んでいった。 その口には私の右足が咥えられていた。エゾシャケがそれをかみ砕いた。 体がゆっくりと倒れて行った。北海道の地面が見える。 エゾシャケが空を駆けている。拳を振ったが、それはただかみ砕かれて終わった。 赤い血が私の顔にかかった。 左腕も噛み千切られた。腕がくるくる回りながら飛んで行った。 胴体を喰いちぎられた。腰から下だけがゆっくり倒れて行っているのは少し滑稽だった。 首を噛み千切られた。視界がだんだんと暗くなっていった。 「ネガワクバーーー!!!」「ネガワクバーーー!!!」「ネガワクバーーー!!!」「ネガワクバーーー!!!」「ネガワクバーーー!!!」「ネガワクバーーー!!!」 「ネガワクバーーー!!!」「ネガワクバーーー!!!」 「シチナンハックー!!!」「シチナンハックー!!!」「シチナンハックー!!!」「シチナンハックー!!!」「シチナンハックー!!!」「シチナンハックー!!!」 「シチナンハックー!!!」「シチナンハックー!!!」 「アタエタマエーー!!!」「アタエタマエーー!!!」「アタエタマエーー!!!」「アタエタマエーー!!!」「アタエタマエーー!!!」「アタエタマエーー!!!」 「アタエタマエーー!!!」「アタエタマエーー!!!」 突然、空から歩兵の群れが降ってきた。兵が次々と打ち取られていく。公孫勝というヤツの道術だろうか。 歩兵は、聞いたことのない言葉を一斉に唱えながらこちらに駆けてきた。まるで淫祠邪教の教徒だ。仲間が槍に突かれても、自分の体が剣に刺されても、呪言を唱えながら前に出てくる。 周信は太鼓を打ち鳴らさせた。陣形を変えさせる。武侯八陣図。守りの陣。混乱した兵をまとめるにはまず固く守ることが一番だった。 「ネガワクバーーー!!!」「ネガワクバーーー!!!」「ネガワクバーーー!!!」「ネガワクバーーー!!!」「ネガワクバーーー!!!」「ネガワクバーーー!!!」 「ネガワクバーーー!!!」「ネガワクバーーー!!!」 「シチナンハックー!!!」「シチナンハックー!!!」「シチナンハックー!!!」「シチナンハックー!!!」「シチナンハックー!!!」「シチナンハックー!!!」 「シチナンハックー!!!」「シチナンハックー!!!」 「アタエタマエーー!!!」「アタエタマエーー!!!」「アタエタマエーー!!!」「アタエタマエーー!!!」「アタエタマエーー!!!」「アタエタマエーー!!!」 「アタエタマエーー!!!」「アタエタマエーー!!!」 うるさい。黙れ。 歩兵は空からどんどん降ってきている。討っても討っても、数はますます増えていった。 まさか梁山泊にこれほどの兵力があるとは。臍を噛むような思いが周信の腹を煮えくり返らせた。 いまだに、どこかで梁山泊をただの賊徒とみている自分がいた。禁軍が、宋が本気を出せばいつもつぶすことができると、高をくくっていた。 その油断の結果がこの様だ。 突然の増援に兵は混乱しきっていた。陣形を立て直すこともできないだろう。 この戦線はもう持たせることはできない。ならば。 「呉秉彝。いるか。」 「はい。」 呉秉彝とは禁軍に入ってからずっとともに戦ってきた。戦場でこの男が動揺するところを周信は一度も見たことがなかった。 「ここはもう持たぬ。お前にこの隊の指揮を任せる。できるだけ生かして返してやってくれ」 「周信どのは」 「退却には殿が必要であろう」 増援が来てからの梁山泊軍の圧力は尋常ではなかった。歩兵と騎兵が津波のように押し寄せてくる。 あれ相手にまともに当たれるのはこの隊には周信か呉秉彝しかしなかった。 「それならば殿には私が」 「ならぬ」 呉秉彝が何を言おうとするかはわかっていた。だからその言葉を強く遮った。 「これは命令だ。」 ──お前は生きろ。 と、までいうことはできなかった。呉秉彝はただ黙って拝礼をしていた。 「麾下の兵の兵は俺に続け。我らはこれより死地に入るぞ」 叫んだ。兵の鬨の声が、ネガワクバーとかいう呪言を打ち消した。 退却の鐘の音が辺りに響いた。この戦場は俺の負けだ。 だが、大宋国は負けではない。そうさせないためにこれから戦うのだ。 「ネガワクバーーー!!!」 歩兵が槍を持ってかけてきた。馬上から突き殺した。 手ごたえはあった。穂先には赤い血がついていた。まやかしなどではない。本物の兵だった。 「駆けろ。足を止めるな。」 退いては突撃し、突撃してはひいた。圧力はどんどん増していく。 突破することは考えない。ただ足を止めればいいだけだった。 それでも部下は少しずつ減っていった。呪言が大きくなっていた。 視界の端に黒い塊が移った。 林沖。 見事に騎馬隊を操っていた。黒い一匹の獣のようだった。 獣が駆けてくる。獣が牙をむいた。 馬腹を蹴った。喉元を引き裂いてやる。槍を真っ直ぐ構え、駆けた。 正面から、ぶつかった。向こうの騎兵が馬上から落ちるのが見えた。 だが、それ以上にこちらの数を減らされた。騎馬隊を反転させたとき、林沖騎馬隊は既にこちらに向かって駆けてきていた。 ──見事だ。 血が沸き立つの感じた。俺の武は、ここで戦うためにあったのだということがわかった。 駆けた。ただひたすらに駆けた。林沖の眼が俺を真っ直ぐ見据えている。林沖が槍を捨て、剣に手をかけた。 その後ろに、蒼空が見えた。空はどこまで青く、広かった。 獣が向かってくる。その獣を討つために俺は駆けるのだ。 俺も槍を捨てた。馬上で確実に将を討つには、槍よりも剣だった。 不意に呪言も馬群の足音も何も聞こえなくなった。 獣と正面からぶつかる。林沖が剣を構える。気が充実しているのがわかった。 剣を握る手に力が入る。 すれ違い様、剣を振るった。 渾身の、すべての力を込めた剣だった。 それが林沖の剣に弾き飛ばされた。 林沖の剣が首に触れた。 剣はひたすらに冷たかった。その冷たさが心地よかった。 手を握る。手を開く。 ちゃんと動く。 手で首に触れる。ちゃんとつながっている。 湖が見える。戦の声はまだ聞こえる。 エゾシャケに囲まれたとき迷宮時計の『破壊されても所有権を持っている限り、必ず別の形態で再び出現する。』という性質を奪っておいた。 おかげで体がバラバラになってもなんとか復活することはできた。 エゾシャケも私に気付いたみたいだ。再びこちらに向かってきている。 走る。全力で逃げる。 だがすぐに追いつかれた。エゾジャケに頭蓋をかみ砕かれた。 視界の端に脳みそをぶちまけて倒れている私が映った。あまり気分のいいものじゃあない。 私がヤツなら森に逃げる。まずはそこにいく。 「シチナンハックー!!」 エゾシカの槍。 首が飛んだ。 足元に私の生首が転がっている。 再び走る。死んだ。 死ぬ。何度も死ぬ。 はらわたをぶちまけて転がっているものもあった。 何がどうなっているかも判別できないぐらいにグチャグチャになっているものあった。 もう何度死んだかわからない 死ぬたびに、誰かの顔が見えた。 それが誰なのかはっきりと見えている。 そのはずなのに、生き返ったときにはそれが誰だったかわからくなっていた。 私はそいつをどうしたいのだろう。その手を掴みたいのか、その体を抱きしめたいのか、それともそいつを殺したいのか。 わからなかった。どれもしたいようにも思えたし、どれも違うような気がした。 駆けた。ただ駆けた。 駆けるうちに蛎崎を追っているのか、死に際に見える影を求めているのかわからなくなった。 たった一歩を踏み出すために何度も死んだ。 心臓を貫かれた はらわたを、ぶちまかれた。 首がとんだ。 何故私はこんなことをしているんだろう。 駆けた。 死ぬ。走る。死ぬ。走る。死ぬ。走る。死ぬ。走る。死ぬ。走る。死ぬ。走る。死ぬ。死ぬ。死ぬ。死ぬ。死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ 死体が増えていく。 死ぬたびに、何か心が削られていくような気がする。 いつの間にか死ぬたびに見えていた誰かも目に映らなくなっていた。 ただ、駆けた。 心臓を食われた。 足元に眼球が転がっている。 目の前に槍が迫ってきている。 槍に貫かれた死体があった。 それから目をそらし地面を蹴った。 水面からエゾヒグマが顔を出した。 私の体が放射熱線で焼き尽くされた。 それでも私は生きていた。 北海道から落ち葉が舞っていた。 「何がどうなってやがる。」 李俊は目の前で起きている光景が現実のものだとは思えなかった。 完全に理解を超えてしまっていた。 「チェエエエエエストオオオオオオッッッ!!!!」 金陵水軍自慢の海鰍船で暴れいるのは巨大な芋。エゾサツマイモである。 幕末をテーマにした小説を読むと新撰組とかが薩摩藩士のことを薩摩芋とか薩摩の芋侍とかいうのをよく目にすると思う。 この言葉を目にして皆さんはこう思ったのではないだろうか。 「まったく、人のことをイモというなんて失礼な人たちだなあ」「人間をイモ扱いするなんて礼儀知らずにもほどがあるよ」と。 私はここで彼らを弁護したい。彼らは別に悪意を持って薩摩藩士のことを薩摩いもなどと言っていたのではない、と。 彼らはただ見たままのことを言っていただけなのだ。 そう薩摩の侍には本当に芋が混じっていたのだ。 だから彼らは薩摩の侍のことを薩摩イモと呼んだりしていたのだ。本当に芋侍が混じっていたのだ。 それが松前藩と薩摩藩のに密貿易によって輸出されていたエゾサツマイモなのだ。 「チェエエエエエストオオオオオオッッッ!!!!」 エゾサツマイモは強い。どのくらい強いかというと西郷どんがエゾサツモイモだけの軍勢で日本転覆をたくらんでしまうくらい強い。 「チェエエエエエストオオオオオオッッッ!!!!」 エゾサツマイモは強い。どのくらい強いかというと新撰組局長近藤勇がエゾサツマイモの初太刀は絶対にかわせというぐらいに強い。 「チェエエエエエストオオオオオオッッッ!!!!」 エゾサツマイモは強い。なんで強いかというと死んでもそこで根付いて増殖するから強い。 「チェエエエエエストオオオオオオッッッ!!!!」 エゾサツマイモは強い。なんで強いかというと植物だから何も考えずに攻撃するから強い。 「チェエエエエエストオオオオオオッッッ!!!!」 李俊はしばらくの間呆然としていた。 巨大な芋が空から降ってきていきなり金陵水軍と斬り合いを始めたのだから当たり前だ。 李俊だけではない。梁山泊水軍全員がただ立ち尽くしていた。みんな目の前で起こってることを理解することができなかった。 芋と水兵が斬り合っている。芋に返り血がつく。芋が斬られる。斬られた芋はそこに根を張り、新しい芋が誕生する。命の輪廻だ。命は巡っているのだ。 そして新しく芽生えた芋が水兵をまた斬り殺す。 なんだこれ。 永劫とも思える時間の中で一番最初に思考能力を取り戻したのは梁山泊水軍総帥李俊であった。 「何がなんだかさっぱりわからんが、とにかく今が機だ」 李俊の言葉に水軍が我に返る。確かに今が逆転の機だ。金陵水軍は混乱している。こっちも混乱しているけど向こうはもっと混乱している。攻めるならここしかない。 「行くぞ。芋を援護する。全船進め」 梁山泊水軍が前に進んでいく。小型船が船団に向かっていく。小型船は衝角の先を尖らせてある。これで全速で突っ込めば多少装甲が熱くても問題なく穴をあけられる。 「火矢は使うな。芋が焼ける」 あの芋が火をあたったぐらいで動けなくなるとは思えなかったが念には念を入れておく。 「崑崙出ろ。大砲を打ち込むぞ。」 崑崙は船上に大砲を詰め込んだ大型の特殊船である。 この日のために、水軍と大砲屋である凌振が苦心して製作した船だ。 「震天雷は使うなよ。芋が焼けるからな」 震天雷とは着弾した瞬間に爆発するように作った弾、いわゆる炸裂弾である。 うまくいけば一撃で船を沈めることもできるという代物だったが、今は敵船に芋が乗っているので使うことはできない。 大砲は脅しになればそれでいい。 「撃て」 崑崙から轟音が響いた。敵船団の混乱が深まるのが見えた。 「俺たちも斬りこむぞ。芋に後れを取るな」 ──勝てる。 赤く染まっている海鰍船をみて、李俊はそう確信した。 死んだ。何度も死んだ。 数えきれないほど死に、その度に生き返った。 生き返る度に、走った。ただひたすらに走った。 頭の中に声が響いてきた。 ──何故走る。 蛎崎を見つけるためだ。 ──何故だ。 蛎崎を倒すためだ。 ──何故だ。 迷宮時計の戦いに勝つためにだ。 ──何故だ。 徹子の人生を歪めた迷宮時計に、落とし前をつけてやるためだ。 ──何故だ。 それが私が徹子にしてやれる唯一のことだからだ。 エゾシャケが私の足を食らった。その場に倒れこむ。 「アタエタマエーーーー!!!」 エゾシカの槍が私の体を貫いた。 私はその死体を見下ろす。 ──この戦いはこんな骸を晒してまでやらなければならないものなのか。 そうだ。 ──勝てると思うのか。 うるさい ──たったこれだけの距離を進むために貴様は何度死んだと思っているのだ。 それでも進むことはできた。 ──死に続けることになるぞ。 黙れ ──体は修復されても貴様の精神は死に何度も耐えられまい。 黙っていろ!! 頭の中に声が響く。誰の声なのかはわからない。 私の声のような気もする。徹子の声のような気もする。姉さんの声のような気もする。一文字の声のような気もする。誰の声でもないような気もする。 ──お前はもう勝てないよ。勝っても意味がない。 そんなはずはない。勝てば。勝てば ──お前はもう終わりだよ。 黙れ! 声を振り切るように駆けだした。 エゾシカの槍が私の体を両断した。 誰かの笑う声が聞こえる。 黙れ。私は勝つ。勝ってこの戦いを終わらせる。 走った。走って死んで、走り続けた。 笑い声は鳴り止まなかった。 死ぬたびに、笑い声は大きくなった。 洋服を着た少年が見えた。蛎崎だ。 頭が吹き飛んだ。蛎崎はまだ見える。目を見開いてこちらをみていた。 蛎崎に触れて、命を奪う。それで全てが終わる。 あと五歩。 四歩。 胸元からエゾシカの槍が見えた。 三歩。 笑い声はまだやまない 二歩。 首がごろりと転がった。視界が回転する。 一歩。 手が蛎崎に触れた。 『シャックスの囁き』 命を奪う。 蛎崎に触れたはずだった。 そのはずなのに私が触れたものは徹子に変わっていた。 私が徹子の命を奪った。徹子はあの時と同じ顔をして 槍が私の体を貫いた。 エゾジャケが私の右腕を喰らった。 いつの間にか笑い声はやんでいた。 変わりに私の口から笑い声が漏れていた。 徹子がいた。一文字がいた。ウラギール・オン・シラーズがいた。姉さんもそこに立っていた。 北海道から落ち葉が舞っている。 姉さんと徹子が私に手を差し伸べた。私はその手を掴もうと手を伸ばす。 「ネガワクバーーー!!!」 その腕をエゾシカが切り落とした。私は今どちらの手を掴もうとしたのだろう。 「チェエエエエエストオオオオオオ!!!」 エゾサツマイモが両腕を無くした私を袈裟斬りにした。 ゆっくりと血が噴出した。そのまま倒れこんだ。 北海道からの落葉が私の体を包んだ。 エゾアサ。ああ、最後にヤツらの顔が見れたのはこいつのせいか。 無念だ。だけど、こいつらの顔を見ながら逝けるなら、そう悪くはない。 そのまま、目を瞑った。きっと向こうで徹子が待っていてくれる。意識を手放す寸前、私は最後にそう思った。 このページのトップに戻る|トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/warband/pages/491.html
pt_manhunters|緑林好漢 pt_forest_bandits|花賊 pt_black_khergit_raiders|遼国遊牧賊 pt_dark_farmers|金国探子 pt_dark_hunters|金国先鋒 pt_dark_knights|金国騎兵 pt_dark_avenger|金国鐵浮屠 pt_kingdom_1_patrol_a|徐寧金槍隊 pt_kingdom_1_patrol_b|呂郭畫戟隊 pt_kingdom_2_patrol_a|呼延灼連環馬隊 pt_kingdom_2_patrol_b|朱仝樸刀隊 pt_kingdom_3_patrol_a|李應莊客隊 pt_kingdom_3_patrol_b|項李團牌隊 pt_kingdom_4_patrol_a|雷橫樸刀隊 pt_kingdom_4_patrol_b|解氏獵戸隊 pt_kingdom_5_patrol_a|柴進死士隊 pt_kingdom_5_patrol_b|公孫連弩騎衛隊 pt_kingdom_6_patrol_a|石寶寧海軍重騎隊 pt_kingdom_6_patrol_b|小養由基神射隊 pt_kingdom_7_patrol_a|高廉飛天神兵隊 pt_kingdom_7_patrol_b|童貫鐵甲哨馬隊 pt_kingdom_8_patrol_a|天山勇重甲弩衛隊 pt_kingdom_8_patrol_b|兀顏宿曜軍星衛隊 pt_kingdom_9_patrol_a|幻魔君金甲神兵隊 pt_kingdom_9_patrol_b|瓊矢鏃巾幗親衛隊 pt_kingdom_10_patrol_a|袁朗紀山軍鐵騎隊 pt_kingdom_10_patrol_b|杜學西陣護軍隊 pt_player_manhunter|探馬隊 pt_kingdom_1_soldier_party|漢国護衛隊 pt_kingdom_2_soldier_party|梁山泊護衛隊 pt_kingdom_3_soldier_party|趙国護衛隊 pt_kingdom_4_soldier_party|殺国護衛隊 pt_kingdom_5_soldier_party|蜀国護衛隊 pt_kingdom_6_soldier_party|呉国護衛隊 pt_kingdom_7_soldier_party|宋国護衛隊 pt_kingdom_8_soldier_party|遼国護衛隊 pt_kingdom_9_soldier_party|晋国護衛隊 pt_kingdom_10_soldier_party|楚国護衛隊 pt_steppe_bandit_lair|響馬の野営地 pt_taiga_bandit_lair|雪原賊の隠れ家 pt_desert_bandit_lair|砂漠賊の野営地 pt_forest_bandit_lair|花賊の秘窩 pt_mountain_bandit_lair|山賊の根城 pt_sea_raider_lair|海寇の船着き場 pt_looter_lair|誘拐犯のねぐら pt_leaded_looters|盜賊団
https://w.atwiki.jp/2344bremen/pages/36.html
秋 花栄、ウン城の宋江を訪ねる。朱仝と雷横も登場。宋江、閻婆惜を朱貴の妻陳麗に接近させる。この頃、晁蓋、頻繁に役所の荷を襲う。晁蓋と阮小七、朱貴の店を訪ねる(阮小七は店に魚を売っている)この頃、阮小三兄弟の母、死去。 冬 紫進および盧俊義・燕青、青州の花栄を訪ね、北への闇塩の道について話し合う。林冲、滄州の獄中で安道全に接近。白勝登場。晁蓋と宋江の釣り。阮小三兄弟、魯智深、薛永。(晁蓋、宋江の冊子に替天行道の名を付ける)林冲、高大将の放った刺客二人を倒す。林冲・安道全・白勝、滄州の牢城を脱獄する。白勝、盲腸の手術。 1103年 春 紫進の屋敷で休養した林冲、安道全を伴いウン城へ向う。武松、故郷寿陽で、兄武大・嫂潘金蓮と再会する。武松、潘金蓮を強姦する。潘金蓮、自殺。武大、妻の後を追い自殺。武松、山中で投身自殺の未遂。虎と戦うも、倒してしまう。呉用、安道全・薛永に朱貴の妻陳麗の治療をさせる。呉用、朱貴に林冲・安道全の梁山湖の山寨入りを働きかける。朱貴、林冲・安道全を伴い梁山湖の山寨へ。杜遷登場。王倫、林冲と対面。林冲、鑓の稽古で十六人を倒す。安道全、養生所・薬方所を建設。林冲、宋万に「替天行道」を渡す。薛永、梁山湖の山寨へ無許可で渡航。林冲との連絡に当たる。林冲、地方巡検視の楊志と立ち会う。青蓮寺登場(2千名)。袁明、呉達とともに楊志の報告を聴く。袁明、蔡京から叛乱勢力・闇塩の道について諮問される。高大将、楊志を禁軍から青州軍へ左遷する。盧俊義、楊志に接近する。魯智深、燕青同席。魯智深、平定近郊の寺へ武松を迎えに行く。魯智深、武松を子午山の王進に託す。武松、鮑旭とともに修行。 夏 晁蓋、阮小五を連れ、京兆府へ(兵100)。晁蓋、裴宣・蒋敬・魯智深と渭州牢城の公孫勝の奪取を画策する。史進、朱武と兵百を連れ、晁蓋に合流する。渭州軍二千を撹乱。魯智深、公孫勝奪取に成功。楊雄・石秀登場。晁蓋、蒋敬を盧俊義の配下にする。蒋敬、北京大名府へ。呉用、済州の金大堅と蕭譲を仲間に加える。阮小二宅に居候。汝寧州将軍の呼延灼、禁軍に出向し、高大将の軍を鍛え直す。盧俊義、宋江に梁中書から蔡京への生辰綱十万貫の情報を伝える。白勝、紫進の下で療養後、ウン城へ。薛永の助手をする。王倫、林冲に毒を使う(4回目)。林冲、王倫の処断を決意する。杜遷、王倫に林冲の鴨嘴灘詰めを進言。その席で、王倫またも林冲に毒を盛る(5回目)。林冲、宋万に王倫を討つことを打ち明ける。宋万、賛同。林冲、薛永を通じ、宋江に王倫を処断することを伝える。花栄、楊志に、生辰綱輸送の任務を伝達。白勝、花栄を訪ね、孔明・孔亮と生辰綱の略奪につき相談。楊志、孔明・孔亮を連れ北京大名府へ。梁中書から生辰綱輸送を命じられる。楊志、盧俊義に愚痴をこぼす。白勝、生辰綱輸送隊を尾行。孔明から黄泥岡で休憩の報を受ける。呉用、劉唐に黄泥岡近郊での陽動を命ずる。晁蓋・呉用・公孫勝・阮三兄弟・白勝、生辰綱智掠。楊志、盗まれた生辰綱を奪還するため、単身、捜索する。 秋 晁蓋・阮小五、公孫勝の組織した致死軍に驚く(当初30名)。侯健・時遷・馬桂という間者の名が初出。陳麗の病状が悪化。呉用、朱貴の店へ急ぐ。劉唐、単州で致死軍の調練(楊雄・石秀他50名)。李富・呉達、生辰綱奪取犯人を割り出す。袁明、蔡京に青蓮寺の一千人増員を要求。蔡京、了承。陳麗、死去。時遷登場。劉唐率いる致死軍、生辰綱奪取犯人探索の官軍八百を撹乱。杜遷、林冲に協力することを、宋万と語る。焦挺登場。生辰綱奪取犯人探索の官軍四千の出動に、王倫、動揺する。晁蓋の一行、梁山湖の山寨に渡る。王倫、入山を拒絶。林冲、王倫を誅殺する。宋万・杜遷、兵士を掌握。晁蓋、梁山泊の頭領になる。林冲、騎馬隊創設(兵300)。「替天行道」の旗を掲げる。文治省設立。裴宣、蒋敬、蕭譲、金大堅が入山。李雲・湯隆を、梁山泊の獄舎から解放する。歩兵1500。致死軍300に増員。阮小二、阮小七は水軍。林冲の牧に、魯智深が来る。宋江に会う(第二巻 了)。 冬 安丘の曹正、盧俊義から二竜山奪取の命を受け、楊志を泊める。曹正、済仁美に楊志の身の回りの世話を命ずる。魯智深、楊志とともに、二竜山の賊徒が襲った村へ。楊令を拾う。楊志、鄧竜を倒し、二竜山を奪う(兵200)。魯智深、去る。公孫勝、石秀を北京大名府へ派遣し、闇塩の道を援護させる。袁明、梁山泊と闇塩の道の結びつきを懸念する。洪清登場。公孫勝の致死軍、梁山泊近辺に潜む青蓮寺五百名を皆殺し。公孫勝、失態を演じた石秀を二竜山へ遣る。後任は孔亮。呉用、石秀と孔明に、楊志への接近を命ずる。石秀・孔明、官軍の穀物倉を襲い、二竜山へ逃げる。楊志、石秀・孔明を受け入れる(兵250)。 1103年 春 袁明、高大将に禁軍の出動を要請するが、一蹴される。蒼英・何恭登場。呉用、梁山泊内の間者をあぶり出し、処断する。阮小五を軍師に育てる。宋清、聊城の宿屋で、紫進の間者鄧礼華に出会い、恋におちる。宋清、鄧礼華とともに宋江を訪ねる。李富、魯智深に目をつけ、追跡させる。宋清、鄧礼華と男女の関係になるも、兄の行動に疑念をもつ。朱仝、宋江に棒術の指南をする。ほとんど上達しない。宋江、宋清が鄧礼華と結婚したいと口にすると、当惑する。魯智深、青蓮寺の追跡をかわし、少華山へ。◇少華山防衛戦。官軍8000 vs 少華山400。勝利。魯智深、史進の言動に危いものを感じ、子午山の王進の下へ。朱武、狼藉を働いた兵を処断し、少華山に「替天行道」の旗を揚げる。武松、子午山で史進と立ち会う。拳で棒を折る。魯智深、立ち直った武松を子午山から連れ出す。武松は滄州へ、魯智深は遼へ。
https://w.atwiki.jp/disciple50/pages/17.html
初登場 1巻7話 年齢 29歳 所属 梁山泊 誕生日 不明 異名 裏ムエタイ界の死神 身長 201cm 使用武術 アパチャイ式ムエタイ 体重 120kg 武術タイプ 動 趣味 オセロ、公園の鳩に餌をやる子供や動物と遊ぶ 武道理念 活人拳 好きな物 ハンバーグ、カレー、スパゲティ 師匠 ソムバット 嫌いな物 オバケ、飛行機 弟子 白浜 兼一 将来の夢 ハンバーグの王国で暮らす 武術位階 特A級の達人級 声優 石丸博也 【概要】 梁山泊の豪傑が一人。 身長2mを越える巨漢で、時に巨人と評される。 しかし威圧感溢れる風貌とは裏腹に純粋かつ心優しい性格であり、子供や動物達を惹き付ける不思議な魅力な持ち主。 動物達と直に言葉を交わす事もでき、その純粋さは幼少期の美羽から天使と形容された。 一方で動物に関する知識自体は乏しいようで、ロムタイフンジム所属時に拾った虎の子供を猫だと思い込み、「メーオ」と名付けて可愛がっていた。 その体躯が現す通りの並外れた大食漢で、特にハンバーグが大好物。 ただ梁山泊は常日頃から厳しい経営を強いられており、腹を空かせた状態でいる事が多い。 幼い頃から裏ムエタイ界で命懸けの戦いを経験してきた為か全力攻撃が反射レベルで染み付いてしまっており、物語の序盤では力加減が極めて不得手だった。その苦手ぶりたるや「死ぬ気で手を抜いた」パンチですら「これでも人は死ぬ」と言われる程であり、テッラーン(ローキック)の修行に臨んだ兼一は彼の反撃を受けて心肺停止に追い込まれた。 自身にとって初めての弟子である兼一の事は「死んでも守る」と語る程に大切に思っており、一度は兄弟子であるアーガードとの戦いで死亡するも、闇の蛮刀使いに狙われた兼一を救うために死の淵から生還した。 【過去】 幼い頃から「神童」と呼ばれる程の武の才能を発露させており、有り余るパワーで試合相手を悉く戦闘不能にしてしまう事から裏ムエタイ界でもなかなか対戦カードが組まれずにいた。 そのため、アーガード・ジャム・サイと出会いロムタイフンジムに身を寄せるまでは長らく各地のジムをたらい回しにされていた。 ロムタイフンジム移籍後は兄弟子となったアーガードと共に育成の達人と呼ばれたソムバットの下で学ぶが、後に殺人拳に目覚めたアーガードはジムを出奔。アパチャイも自らの力の使い道を模索すべく旅に出た。 その後はとある国で人身売買を生業とする悪人・グスコーに半ば騙される形で雇われ、用心棒兼ボディーガードとして働いていた。 しかし、グスコー討伐に現れた風林寺 隼人との死闘や幼少期の美羽との出会いを機にグスコーの本性を知る事となり、一味を離反。隼人と共にグスコー一味を壊滅させ、そのまま梁山泊に移り住む事となった。 (なお、現在隼人の隠れた趣味となっている鳥獣戯画の臨写集めはこの時の死闘がきっかけとの事) 【戦闘力】 2mを超す屈強な肉体から繰り出される多彩なムエタイ技は恐るべき破壊力を誇る。 さらに数々の死闘や兼一への指導を通して「完全なる手加減」を習得。これにより、殺人ムエタイである古式ムエタイ・ムエボーランを活人ムエタイへと昇華させ、さらに今まで以上に正確かつ繊細な攻防も可能となった。 しかしアパチャイの真骨頂は破壊の要訣を極限まで突き詰めた基本技にあり、中でも必殺のアパンチとチャイキックは非常にシンプルながらも一撃で達人級の武人を半殺しに追い込む威力を持っている。 アパンチとチャイキックをはじめ、作中に登場したムエタイ使いとしては珍しくオリジナル技をいくつか持っており、ムエタイ・ムエボーランにそれらを加えたムエタイは最早アパチャイ式ムエタイと言える。 また本編では描かれていないが過去に八煌断罪刃の一人ミハイ・シュティルベイと対戦した経験があり、共に「武術界の死神」と並び称される。 勝敗は明かされていないが、アパチャイの勝利ではなかった事だけは示唆されている。 【戦闘録】 ミハイ・シュティルベイ 不明 風林寺 隼人 引き分け 陳 大刀 勝利 慧 烈民 勝利 アーガード・ジャム・サイ 勝利 コメント 名前 コメント 昨日 - 今日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/2344bremen/pages/68.html
地巧星 金大堅 (玉臂匠) 【年表】 巻 歳 年 月 出 来 事 0 1060 出生。 S1 42 1102 年末 呉用に引き込まれている最中。 S2 43 1103 春頃 この頃までには同志になっている。 秋 梁山泊へ入山。 58 1118 【関連人物】
https://w.atwiki.jp/sengokusi/pages/362.html
あらすじ 北宋は第四代皇帝仁宗の時代、再び世に放たれた 百八の魔星は時を経て、人間へと転生した 八代徽宗の御世、宮室には己の私利私欲のみを考える 悪官汚吏が帝を唆して、勝手気ままに振舞い 経済文化の華やかな発展の影で数多の民が 重税や労役により塗炭の苦しみを味わい 数少ない忠義の士も奸臣の企みにより ある者は官職を剥がれ、ある者はその毒牙に斃れた だが、百八の魔星や各地の在野の好漢たちは ただ、奸賊の勝手を甘んじて受けようとはしなかった 山東梁山泊では、林冲が王倫を斬り晁蓋を首領とした 閻婆惜をめとった宋江だが、これを斬って山東の地を流浪 また、二竜山では魯智深と楊志が鄧竜を斬ってのっとり 河北の田虎、淮西の王慶、江南の方臘も立ち上がった 正義の光翳りし、混濁の現世。果たして再び天下に 秩序と安寧を取り戻す事はできるのだろうか? (OPより) 入手先 備考 シナリオ名: 水滸伝 作者: はんみょう 現バージョン: - 最終更新: 2008年3月11日更新 動作環境: SE◎ FE○ 旧× 規模: 中国 開始年月: 1113年1月 勢力数: 96 拠点数: 151 無頼漢数: 548 攻略難易度表(難 S ~ F 易) S A B C D E F キャプチャ画像 リプレイサイト 関連項目 以下、加筆求む
https://w.atwiki.jp/108yen/pages/16.html
ツイキャス配信者 thksメンバー 歩く18禁 カワボの無駄使い 見ていて飽きないですネ Twitter https //twitter.com/zeikomi_108en 配信先 https //twitcasting.tv/zeikomi_108en/
https://w.atwiki.jp/sangokushi11/pages/56.html
各種条件 一覧表梁山泊 宋朝四姦 その他 各種条件 ハードウェア 入手条件 PC ユーザーズページにてダウンロード(要コーエーファンクラブ入会) PS2/Wii 決戦制覇モードを全てクリアする 決戦制覇難易度 クリア後使用可能武将 難易度1 瓊英 索超 史進 徐寧 載宗 董平 張清 武松 楊志 李逵 林冲 魯智深 難易度2 晁蓋 王慶 田虎 高俅 高廉 蔡京 童貫 楊戩 史文恭 段三娘 欒廷玉 李師師 難易度3 燕青 解珍 解宝 石秀 穆弘 張横 張順 楊雄 李俊 阮小五 阮小二 阮小七 難易度4 花栄 関勝 呉用 柴進 朱仝 秦明 宋江 雷横 李応 劉唐 公孫勝 呼延灼 扈三娘 盧俊義 一覧表 各武将の能力値は初期設定(新武将編集で変更可)。 一部の武将はPC版とCS版で特技が異なる。下表の特技は全てPC版のもの。CS版は個別ページに記載。 梁山泊 名前 性 相性 統率 武力 知力 政治 魅力 特技 槍兵 戟兵 弩兵 騎兵 兵器 水軍 親愛(PS2/Wii) 険悪(PS2/Wii) 宋江 男 75 73 56 71 65 99 強運 C C B B A A 呉用、晁蓋、盧俊義 高俅、蔡京、童貫、史文恭 盧俊義 男 70 80 89 72 64 84 沈着 A A S A B B 宋江、燕青、石秀 高俅、蔡京、童貫 呉用 男 75 44 30 96 86 77 百出 C C A C S A 宋江、戴宗、晁蓋 高俅、蔡京、童貫 公孫勝 男 75 33 66 88 44 66 鬼門 C C B C S B 宋江、戴宗、晁蓋、劉唐 高俅、蔡京、童貫、史文恭 関勝 男 75 93 93 75 57 90 勇将 S S B A A B 宋江、呼延灼、関羽 高俅、蔡京、童貫 林冲 男 75 90 96 74 43 81 闘神 S S B A B B 宋江、史進、徐寧、楊志、魯智深 高俅、蔡京、童貫 秦明 男 80 87 91 28 25 53 怒髪 S A C S C B 宋江、花栄 高俅、蔡京、童貫 呼延灼 男 88 94 91 73 65 80 騎神 S B A S S C 宋江、関勝 高俅、蔡京、童貫 花栄 男 75 85 90 78 68 78 弓神 A A S S A B 秦明 高俅、蔡京、童貫 柴進 男 77 50 63 84 89 93 名声 C B S B C B 宋江、燕青、晁蓋、林冲 高俅、蔡京、童貫、高廉 李応 男 82 72 79 68 83 82 富豪 B C S B A B 宋江、扈三娘、石秀、晁蓋、楊雄 高俅、蔡京、童貫 朱仝 男 75 85 85 67 56 70 規律 A B A S C B 宋江、呉用、晁蓋、雷横 高俅、蔡京、童貫、李逵 魯智深 男 75 72 96 59 26 63 金剛 A S C C C B 宋江、史進、武松、林冲 高俅、蔡京、童貫 武松 男 75 54 97 44 35 70 鉄壁 A S C C C B 宋江、史進、魯智深 高俅、蔡京、童貫 董平 男 81 89 92 66 48 74 槍神 S A B S B C 宋江、張清 高俅、蔡京、童貫 張清 男 80 83 87 70 51 73 射手 A A S A B C 宋江、瓊英 、董平 高俅、蔡京、童貫 楊志 男 70 82 95 72 32 42 駆逐 S A S S C C 宋江、索超、林冲 高俅、蔡京、童貫 徐寧 男 88 81 85 64 71 64 戟神 S S C A S B 宋江、林冲 高俅、蔡京、童貫 索超 男 80 84 90 26 29 55 急襲 S B S S C C 宋江、楊志 高俅、蔡京、童貫 戴宗 男 75 48 60 79 74 78 強行 B B B C B B 宋江、呉用、燕青、張順、李逵 高俅、蔡京、童貫 劉唐 男 71 42 81 35 30 28 強奪 B S C C B A 宋江、公孫勝、呉用、史進、晁蓋 高俅、蔡京、童貫、雷横 李逵 男 75 29 98 5 1 17 猛者 A S C C C C 宋江、燕青、呉用、史進、戴宗 高俅、蔡京、童貫、高廉 史進 男 70 77 94 48 29 76 威風 S A B S C C 宋江、穆弘、魯智深 高俅、蔡京、童貫 穆弘 男 63 66 79 38 59 72 富豪 A B C A C S 宋江、史進、張横、李俊 高俅、蔡京、童貫 雷横 男 71 74 80 57 45 63 捕縛 A S B A A B 宋江、朱仝、晁蓋 高俅、蔡京、童貫 李俊 男 65 77 76 75 75 83 威圧 B C A C B S 宋江、張横、穆弘 高俅、蔡京、童貫 阮小二 男 69 68 71 45 34 64 推進 C C A C B S 宋江、公孫勝、呉用、晁蓋、劉唐 高俅、蔡京、童貫、史文恭 張横 男 65 66 74 50 46 59 強襲 B B B C C S 宋江、穆弘、李俊 高俅、蔡京、童貫 阮小五 男 75 57 76 29 15 46 推進 B B B C C S 宋江、公孫勝、呉用、晁蓋、劉唐 高俅、蔡京、童貫、史文恭 張順 男 75 55 77 65 50 74 水神 C A B C B S 宋江、戴宗、李逵 高俅、蔡京、童貫 阮小七 男 73 52 74 60 26 68 推進 B A C C C S 宋江、公孫勝、呉用、晁蓋、劉唐 高俅、蔡京、童貫、史文恭 楊雄 男 79 69 83 40 54 73 不屈 A S C B B B 宋江、石秀、李応 高俅、蔡京、童貫 石秀 男 73 63 80 77 68 67 補佐 A A B B A B 宋江、楊雄、李応、盧俊義 高俅、蔡京、童貫 解珍 男 60 37 74 31 20 36 踏破 B S A C C C 宋江 高俅、蔡京、童貫 解宝 男 60 38 77 30 19 36 乱戦 B S A C C C 宋江 高俅、蔡京、童貫 燕青 男 70 40 80 85 78 82 楽奏 B B S C S B 宋江、柴進、戴宗、李逵、盧俊義 高俅、蔡京、童貫 扈三娘 女 80 81 86 56 42 92 昂揚 S B A S C B 宋江、李応、林冲 高俅、蔡京、童貫 晁蓋 男 75 70 82 78 80 96 心攻 B B A B C A 宋江、公孫勝、呉用、柴進、劉唐 高俅、蔡京、童貫、史文恭 瓊英 女 80 73 82 71 55 86 弓将 A A S A B C 宋江、張清 高俅、蔡京、童貫、田虎 宋朝四姦 名前 性 相性 統率 武力 知力 政治 魅力 特技 槍兵 戟兵 弩兵 騎兵 兵器 水軍 親愛(PS2/Wii) 険悪(PS2/Wii) 高俅 男 1 38 46 61 70 32 徴税 C C C B B C 蔡京、童貫、楊戩 宋江、晁蓋、林冲、魯智深 童貫 男 140 80 70 71 74 20 不屈 A B B C C A 高俅、蔡京、楊戩 宋江、呉用、晁蓋、盧俊義 蔡京 男 1 8 5 83 90 24 徴収 C C C C C C 高俅、童貫、楊戩 宋江、呉用、晁蓋、盧俊義 楊戩 男 148 34 37 66 63 45 言毒 B C C C C C 高俅、蔡京、童貫 宋江、呉用、李逵、盧俊義 その他 名前 性 相性 統率 武力 知力 政治 魅力 特技 槍兵 戟兵 弩兵 騎兵 兵器 水軍 親愛(PS2/Wii) 険悪(PS2/Wii) 高廉 男 7 83 69 85 67 40 妖術 B A B B S C - 宋江、公孫勝、史進 史文恭 男 145 90 93 79 57 70 神将 A S S S C C - 宋江、晁蓋、盧俊義 欒廷玉 男 101 85 92 61 50 75 槍神 S S A A C C - - 田虎 男 10 79 71 60 53 68 乱戦 B S A B B C - 宋江 王慶 男 125 74 77 68 58 73 精妙 A B C B A A - 宋江 段三娘 女 125 64 70 50 25 21 富豪 B C B B B B 王慶 宋江 李師師 女 60 5 6 73 58 94 傾国 C C B C C C 燕青 - 誰か水滸伝武将の義兄弟・配偶者がどうなってるのかも載せてくれないかな PC版だと自分で設定しなくちゃならんのに水滸伝詳しくないから分からなくて困る -- (名無しさん) 2011-11-19 23 06 19 特典の水滸伝武将に関していえば、兄弟関係の奴らはいても、親子の連中はいないぞ。 あと梁山泊の頭領連中は全員が義兄弟といえば義兄弟みたいなもんだ。 そういう事じゃないんだろうけど、解説みりゃ分かる範囲だしなあ。 -- (名無しさん) 2011-11-20 07 44 43 あ、血縁関係と勘違いしてた。 ただ夫婦の仲も張清と瓊英、王慶と段三娘ぐらいなんだよね。 -- (名無しさん) 2011-11-20 07 52 27 各武将の「親愛・嫌悪」の下に、「義兄弟」または「配偶者」の項目を設けてみました。 -- (名無しさん) 2011-11-23 23 31 30 ↑ありがとうございます(↑×4) -- (名無しさん) 2011-11-24 00 29 11 PC版にない、CS版の設定をまとめてみました。 名前の順を五十音に並べてみました。 -- (名無しさん) 2012-02-09 21 50 19 高廉の嫌悪は史進ではなく柴進です -- (名無しさん) 2012-11-24 22 33 05 実兄弟 阮小二、阮小五、阮小七 解宝、解珍 張横、張順? 義兄弟 魯智深、林沖 晁盖と宋江は隣町出身で、宋江も晁盖の事兄貴と呼んでいるし、 主僕関係 盧俊義 燕青 -- (名無しさん) 2012-11-28 15 49 03 上に追加 義理の兄弟 花栄、秦明(秦明の妻が花栄の妹) -- (名無しさん) 2013-01-19 20 14 01 作中で義兄弟の契り結んだ描写あるのは 宋江→晁蓋、花英、武松、李逵、柴進 武松→宋江、魯智深、楊志、柴進 李俊→張横 楊雄→石秀 載宗→呉用、李逵 抜けは有ると思うがとりあえず記憶しているのはこれだけ -- (名無しさん) 2013-04-25 20 13 45 名前と読み仮名を入力しても作成されません。 -- (じじ) 2014-11-15 19 34 05 ⬆?意味わからん -- (名無しさん) 2014-12-05 18 03 30 朱仝と李逵は仲悪いだろうし、李俊も宋江に親しみを感じてたとはいえ他の連中みたいに妄信的にあらず。 あと夫婦関係といえば、扈三娘の旦那は宋江の口添えで、あの短足小男でスケベ根性丸出しの王英(笑)。武芸の腕前は残念で、到底扈三娘には釣り合わない(笑) -- (ななし) 2015-06-04 10 05 42 何これ、殆ど劉備系統じゃん。梁山泊なんて全員だし。曹操系統の人間が好きな私には不要だわ。 -- (名無しさん) 2015-08-19 01 14 52 関羽の末裔・関勝が関羽と相性ぴったりでないとおかしい、ということで残りの梁山泊軍団全員揃って劉備派に……。 -- (名無しさん) 2017-05-25 17 40 33 というより宋江の属性が劉備と同じだから自然とそうなったんだお 特に108星が梁山泊か離脱したら終わってるし -- (名無しさん) 2017-06-04 00 18 05 天罡36星で主力として活躍した人物達なのに微妙な強さの人ばかり・・・ 天罡星全部でなく水滸伝108星の中から活躍した主力を作成してくれた方が有難かったなぁ -- (名無しさん) 2017-07-13 05 19 18 つうか、三国時代に中途半端に水滸伝武将混ぜるんじゃなくて 公式で水滸伝MOD出してくれればよかっただけのことよ 「工神」持ちの轟天雷凌振とかロマン溢れるやろ 「造船」持ちの孟康とか・・・そのまんまやん -- (名無しさん) 2018-05-26 21 53 06 松村未央 -- (山中章子) 2018-06-05 21 44 55 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/murago/pages/84.html
水滸伝は梁山泊に集合するまでは、様々な好漢の視点で話が進むので 最初に 【・史進・魯智深・林冲・楊志】の四人から選んで進めて 生辰鋼強奪の話の辺りに行くと、阮氏三兄弟などから選べるステージが出て そこを進めていくと、武松や清風山の頭目達から選ぶステージが出て・・・という風に 通常は時代を進めていくとプレイヤー武将が増えるパターンで行きますが 特定条件を満たして出現する武将も存在します また、別勢力の人物が使用可能になると、過去のエピソードがある人物の場合 その話のステージが現れます(段三娘を使用可能にすると、王慶との話が追加) 年表式の一例(最初は史進・魯智深・林冲・楊志の中から選んで時代を進める) 史進→ ・魯智深→ ・七星(・阮氏三兄弟・公孫勝...etcから選ぶ)→ ・林冲→ ・楊志→ ___________________________________ → ・宋江(条件を満たすと登場)→ ・武松→ ・宋江救出部隊→ ・清風山一派→ 以上のような流れで
https://w.atwiki.jp/sakurahiromu2/pages/15.html
学徒出陣が漢朝打倒の兵を挙げ、各地の英傑が続々と呼応します。漢朝の守護者袁紹との決戦が始まります。 これまでのあらすじ 後漢末期、会稽の名門に学徒出陣というどうしょもないどら息子がいた。 そんな息子を心配した母親は、学徒を無理やり洛陽の蔡ヨウ先生のところ へ勉強へ行かせたのだが、旅の途中で甘寧という賊と決闘したが、コテンパに やられ、学徒は甘寧の舎弟となってしまった。 もともと兄貴肌の学徒は甘寧党のなかで有力な人物となり、一大派閥を形成した。 甘寧党は討伐にし来た官軍の顔良、文醜を返り討ちにしその勢力を大きく拡大した。 しかし甘寧はパシリの孫権に殺され、その後を学徒が継ぐこととなった。 一大勢力を手に入れた学徒は荊州を平定。その力を恐れた朝廷は学徒を州牧に 任命し懐柔を図ったが、何を思ったのか学徒は朝廷の使者を追い返し、漢朝打倒を 宣言するのだった。 第二十七話・学徒出陣の檄文、中華に激震をおこす 学徒は全土に漢朝打倒の檄文を発した。 ■洛陽 袁紹「なんという大うつけ者だ!太公望気取りの大うつけめが!」 ■成都 劉焉「ふむう・・・またも張角が現れるとは思わなんだ。どうしたことやら・・・」 ■常山 張燕「我らは学徒殿に味方いたす!者どもよいな!」 ■涼州 韓遂「乱だ!乱をおこす好機ぞ!」 ■汝南あたり 魔玉「学徒坊ちゃんが反乱!?とにかく所在はわかった。すぐに荊州へ向かわねば。」 ■学徒の檄文は会稽にも送られていた。 こおろぎ「奥様。出陣坊ちゃまが漢朝に反逆いたしましたぞ。県の役人が報復するや しれません。ここは危険です。とにかくお逃げくだされ。」 学徒ママ「といっても、どこへ逃げたらよいものか・・・」 こおろぎ「学徒家ともつながりの深い、豪商中野区のところがよいでしょう。」 こうして、学徒家一党は中野区のところへ厄介になるのである。 一方、学徒出陣は会稽方面にも金宰陽率いる一軍を派遣し、一族郎党の保護を 図ろうとしていた。 第二十八話・学徒家の危機の巻 そのころ、朝廷は逆賊、学徒出陣が会稽の名門であることをつきとめた。 袁紹は呉郡太守、許貢に学徒一門を捕らえるように命じた。 しかし、会稽の町で学徒一門および中野区家の信望は高く、その上役人も 買収しているため、彼らを捕らえることは容易ではなかった。 そんなときである。「俺の名は狂気、中野区に怨みある」と一人の狂人が 許貢の前に現れた。 許貢「その中野区とは、逆賊学徒氏を匿う、ふとときな中野区民憲章のこと であるか?」 狂気「そうだ…。」 許貢「それはよい。我々が直接会稽に踏み込むといろいろ面倒でな。お前が 中野区を始末してくれないか?見返りは十分に用意する。」 狂気「俺は中野区への復讐さえ許されれば十分だ。さっそくやってくる。」 そういうと狂気は真夜中の会稽の町に消えていった。 「俺の名は狂気」 「やかましい!」 ドカッ!! 狂気(享年31才) 中野区民憲章「まったくこのような怪しげな者がうろついているとは、危険 極まりない。早く、学徒ママを襄陽にお連れせねばな。」 こおろぎ「しかし、会稽から襄陽まで役人を避けながら行くのは至難の業ですぞ。」 中野区「うむ…誰か協力者がおらねば難しいのう」 そんなときであった。 「だんな様。学徒出陣殿の使いと申す者が来ています」 中野区「何?学徒殿の?とにかくお連れいたせ。」 渦中の司馬懿「私、学徒様の使者で渦中の司馬懿と申します。近くまで学徒さまの 軍勢が来ておりますので、ともに会稽を脱出し合流いたしましょう。」 こおろぎ「待て待て、そちが学徒坊ちゃんの使者であるという証拠はあるのか? 見ず知らずのそなたを軽々しく信用はできぬのでな・・・。」 渦中の司馬懿「学徒さまの書状があります。ご覧ください。」 こおろぎ「う~む、何々…読めん、何と言う悪筆だ。間違いなく学徒坊ちゃんだな。」 中野区「たしかに、このような文字を書けるのは学徒殿くらいしかおりませんからな。」 こおろぎ「よしわかった、我々は会稽を脱出しよう。学徒一門と中野区家あわせて 300名ほどおるが大丈夫だな。」 渦中の司馬懿「ご安心ください。2000の兵馬でお守りしますのでまったく問題ありません。」 こうして学徒、中野区両家の一族は住み慣れた襄陽を離れ、避難すること となったのである。 第二十九話・梁山泊の挙兵 梁山泊にも檄文学徒の檄文(無論代筆を使っている)が届いていた。 「学徒軍につく!?駄目駄目!逆賊になるじゃん。それに俺は漢朝と戦うつもり なんてこれっぽっちもないよ。」とひょーりみは大反対。ザビエルもさすがに 危険すぎると仲間を諭したのだが、春華らは中常侍うんこの敵を討つため、漢朝 と戦うと威勢をあげていた。 春華にとって重要なのは侠者としての生き方を全うすることであって、そのため ならどんな危険も望むところであった。一方、ひょーりみ、ザビエルはれっきと した良家の儒者青年、朝廷に逆らえるはずも無かった。 ザビエル「そもそも十常侍うんこなんて何のかかわりも無い他人だよ。どうして 無関係の人のために戦わなきゃいけないの!」 ひょーりみ「そうそう!そもそも漢朝がつぶれたら、世の中今以上に混乱して、 苦しむのは民なんだよ。そんなこともわかんないの!?」 春華「マジ、馬鹿だろm9(*^ヮ^)キャハハ」 春華「はいっ!多数決!」 と春華は強引に多数決をおこなったが、春華配下が過半数を占める梁山泊である、 簡単に学徒への加勢が決まってしまったのである。 第三十話・袁紹、護国の兵を集結す 光熹2年(190年)2月18日、袁紹は諸侯を招集し洛陽に総勢10万の大軍を集結させた。 袁紹を盟主とする大討伐軍である。 先方を曹操、別働隊を丁原とし、主力は皇甫崇、朱儁ら黄巾の乱の功労者および、 袁紹子飼いの将が占めていた。目指すは逆賊と裏切り者の巣窟、襄陽である。 同日、襄陽では学徒出陣が勾践の末裔を名乗り越王に即位。正式に漢朝への叛意を示した。 恩師であるこおろぎを丞相に任じ、地元の賢者として知られる朝倉渦中を礼を尽くして 招聘し顧問とした。 情熱的、金宰陽、中野区、さらに合流した魔玉、宇喜多、ぷらっとらにそれぞれ高位を 与えて体制を固めた。 第三十一話・勇将ぷらっと、続けざまに官将を討つ 官軍の先方の高覧、曹操の軍は博望坡で荊州軍のぷらっとの部隊と衝突した。 ぷらっとは自ら前線に出て官軍の勇将、高覧を探していた。そこに一人の騎馬 武者が現れた。 ぷらっと「お前が高覧か!?」 曹操「わしが曹操よ」 ぷらっと「曹操なんて知らん知らん、高覧を出せ、高覧を」 曹操「わしの手並みを見てからほざけ!」 曹操はぷらっとに襲い掛かったが、宦官の孫など、武勇ではぷらっとの 足元にも及ばない。あっという間に討ち取られた。 ぷらっと「こんなんじゃ物足りないぞ。高覧を探せ!」 だが結局ぷらっとは高覧を撃つことができなかった。高覧は流れ矢にあたり あっけなく絶命したからである。 こうして緒戦は荊州軍の圧勝に終わった。 第三十二話・官軍の動揺の巻 袁紹「何!?高覧、曹操が討たれただと!」 開戦早々の敗北に官軍陣営には動揺がはしった。 田豊「曹操殿は殿の幼馴染でしたな。」 袁紹「うむ。わしと異なり、容姿は今ひとつで評判も悪い哀れな男だった。 手柄のひとつでもたてさせてやりたかったのだが・・・。」 田豊「死者に鞭打つようですが、両名はやや功に走りすぎたようです。これを 戒めとして気を引き締めて賊にあたらねばなりません。」 袁紹「まったくだ。戦いはまだ始まったばかりだ、諸将よ以上だ。」 第三十三話・ひょーりみが結婚!?の巻 袁紹軍と学徒出陣のにらみ合いが続いていたその頃。 梁山泊軍は兵馬を整え、いよいよ出陣のときを迎えていた。 「目標は洛陽だよ~m9(*^ヮ^)」と春華が叫んだ。 ザビエル「えっ?あれだけ袁紹を討つことにこだわってたのに・・・」 春華「にらみ合いが続く新野方面より守りの薄い、洛陽のほうがずっといいって。 洛陽に敵軍が来ていると知ったら、官軍も大慌てでしょ。私、間違ったこと 言っている?(*・ヮ・*)?」 ザビエル「ものすごく真っ当なことを言っていると思うけど、春華さんって よくわかんないなぁ・・・。」 春華「それと総大将はひょーりみ君だからね~頑張って~m9(*^ヮ^)」 ひょーりみ「俺なの!?!?・・・何で???」 春華「女の感ってやつ。」 嫌がるひょーりみを強引に大将として梁山泊軍は出陣し、洛陽を目指した。 その途中、陳留を通る途中、土地の有力者、桜龍氏に呼び止められた。 桜龍氏「私、以前より、ひょーりみ様の威徳は聞き及んでおります。どうか 我々にも世直しの手伝いをさせてくださいませ。」 ひょーりみ「え?俺、なんでそんなに有名なの?・・・ザビエル何かやった?」 ザビエル「まあ少し、宣伝みたいなことはしたかなぁ」 ひょーりみ「まったくもう・・・」 桜龍氏「ところでひょーりみ様。お願いがあります。」 ひょーりみ「何?」 桜龍氏「私の19になる娘を娶ってはくださいませんでしょうか?」 ひょーりみ「へー娘さんがいるんだ。ん??、ちょっと待った!俺16だよ、なんで 結婚せにゃいかんの!?ムグ!」 そのときザビエルはひょーりみの口を押さえ込んだ。 ザビエル「すばらしい、お話です。是非、娘さんとひょーりみ様を結婚させましょう!!」 第三十四話・ひょーりみの結婚確定の巻 ザビエル「(小声で)ひょーりみ君!梁山泊の戦力、物資はたかが知れているんだよ。 今のままじゃ、洛陽入場なんて無謀もいいところなの!」 ひょーりみ「だからって何で、俺が結婚しなきゃいけないのさ!」 ザビエル「大豪族の桜龍氏の援助があれば、梁山泊は安泰!万々歳でしょうが!」 ひょーりみ「そんな理由で・・・」 桜龍氏「これが娘の紫玉です。」 桜龍紫玉「紫玉です。ひょーりみ君、よろしく。」 ザビエル「び、美人ですな~ひょーりみ殿、よかったね~」 果物キラー「美人か?まあ見る人によっては美人に見えるかもな・・・」 「ちょっと待て!」そこに小銀玉が現れた。 「俺はひょーりみとはバラ園で結ばれた仲だぞ!そこら辺の女になんか俺の ひょーりみをやれるか!」 紫玉「ふーん。で、したの?」 小銀玉「は・・・?」 紫玉「Hはしたの?」 小銀玉「アホか、してねーよ」 紫玉「へーホモのくせにHする勇気もないんだ。」 小銀玉「そうじゃない!俺とひょーりみはもっとプラトニックのだな」 紫玉「プラトニックな愛なんて偽善だよ、好きだったらHしたくなるし、 股間は○○するでしょ!」 ザビエル「向こうで取り込んでいるみたいだが、とにかくこちらでどんどん 進めてしまいましょう。桜龍氏、約束の物資をお願いしますぞ。」 桜龍氏「それはもちろんでございます」 ひょーりみ「俺の無視して話を進めるなよ~!」 こうしてひょーりみは姉さん女房をもらった。これが後の悪女列伝に名を残す 紫玉皇后である。 第三十五話・張春華と呂布、激突す その後、梁山泊軍は張燕、勇魚の軍と合流し3万の大軍となって洛陽へ進軍した。 途中、官軍の董卓軍と遭遇した。 たちまち、春華が黒王号で官軍を蹂躙する。象のような巨大な馬は、見るだけで 官軍の戦意をたちまち奪ってしまった。 華雄ら董卓軍の勇将が春華に挑んだが、無敵の春華に勝てるはずもなく、たちまち 討ち取られた。 ひょーりみ「あまりにも一方的すぎる。ザビエル、早く降るように説得して」 紫玉「ひょーりみ、やさし~」 結局、勝負らしい勝負にもならず、一方的な梁山泊軍の勝利であった。 官軍は梁山泊軍が洛陽に近づいているため、丁原軍を迎撃のため派遣した。 両軍は虎牢関で激突した。 丁原「呂布よ。そちの武勇は天下一じゃ、賊を打ち破りその名を天下に知らしめよ」 呂布「御意。義父ご期待くだされ!」 呂布は関から出ると大声で叫んだ「春華出て来い、お前と勝負したい。」 春華「ほえ?春華ですが何か?(*・ヮ・*)」 呂布「むむ、女っぽい名前とは思っていたが、天下無双の豪傑が本当に女だった とは・・・とにかく勝負だ。本当の武勇というものを見せてやろう。」 呂布と春華は激しく討ち合った。その壮絶な戦いに両軍の将兵は目を釘付けにした。 100合討ちあっても勝負がつかない。すると呂布は「春華、お前は馬が良すぎる! 俺にもお前くらいの良馬があれば、とっくに討ち取っているわ。」といった。 春華「そ~お~?ザビエルくん。君の赤兎馬、貸してあげてよ~」 ザビエル「なんで、赤兎馬を敵に・・・」 春華「いいから早く!」 こうして呂布は赤兎馬を借りて春華と再び戦ったが結局勝負はつかなかった。 結局その日は、そのまま両軍とも陣に引き上げた。 関に引き上げた呂布であったが、彼は赤兎馬のことが忘れられなかった。 呂布「赤兎・・・いい馬であった。あれほどの名馬が俺のものであれば・・・」 その真夜中、一人の男が呂布の元へ訪れた。「もしもし、呂布どの~」 呂布「おまえは春華!?殺されに来たか?」 春華「敵地への侵入は得意中の得意だからね。それより、赤兎馬ほしくない? 丁原の首を取ってくれれば、赤兎馬に美少女の2~3人もおまけにつけちゃうけど。」 やる~? 呂布「やるやる!今すぐ丁原を殺してくるぜ!わははははは!」 こうして呂布は丁原を殺し、梁山泊へ降った。 なお、赤兎馬の話は持ち主のザビエルには無断で進めたため、後での彼の怒り はすさまじいものであったという。 第三十六話・巨星、袁紹乙 梁山泊軍は、丁原軍を打ち破りいよいよ、洛陽入りしようとしていたその頃、 学徒出陣は朝倉渦中の計により袁紹軍の兵糧を焼き払い、総攻撃に転じていた、 圧倒的な学徒軍の前に袁紹軍の将兵は次々に討ち取られ、血の海となった。 袁紹「田豊が討ち取られただと!?許攸の奴は裏切っただと!?もうおしまいじゃ!」 そこに学徒兵が殺到する。「袁紹だ!奴を討ち取れば万戸候に取り立てられるぞ!」 袁紹「貴様ら下郎に討ち取られはせんわ!」そういって自ら剣を振るって、 雑兵を討ったが、敵兵は後から後から現れる。 袁紹「もはやそれまで・・・。はぁぁぁ!!!わが生涯一片のくい無し!!!!!!!!!」 こおろぎ「巨星乙か・・・。漢朝最後の番兵、袁紹死して学徒様の天命は成った・・・ ということに成るのであろうか・・・」 第三十七話・ひょーりみ、洛陽に入城する 袁紹が討たれた翌日。ひょーりみらは洛陽に入城した。 「惰弱な皇帝弁を捕らえましたぞ。」と兵士から連絡があった。 ひょーりみは弁に会ったが、人のよいちょっとナイーブな青年であり、自分に 似ているな~と好感を覚えた。 ひょーりみ「陛下、ご安心ください。陛下はこのひょーりみが守りますから 何の心配もありません。」とニッコリ微笑して言った。 その言葉に青年皇帝も安心したようで、表情がやわらんだ。 しかしこの話を聞いて激怒した人物がいた。反漢朝連合盟主学徒出陣である。 第三十八話・ひょーりみ、学徒出陣に謝るの巻 学徒出陣「ひょーりみがどさくさにまぎれて洛陽を制圧し、皇帝を擁立しているだと!! これは漢朝打倒のための戦いぞ!おのれ!ひょーりみを討つ!洛陽に進軍だ!!」 官軍の降伏兵と新たに集めた兵で30万の大軍に膨れ上がった学徒軍は洛陽へ 進軍を始めた。 洛陽 ザビエル「ひょーりみ殿大変ですぞ!学徒将軍がお怒りのようです!大軍勢で 接近しており間する!」 ひょーりみ「え?何で俺が???」 ザビエル「ひょーりみ殿が弁陛下を保護していることが誤解されているようです。 すぐに謝罪の使者を送り、弁陛下を学徒将軍の陣へ送りましょう。」 ひょーりみ「でも、弁陛下は守るって言っちゃったし今更…」 ザビエル「小事にこだわって、3万の味方を巻き添えにするつもりですか、 とにかく弁陛下は学徒殿へ引き渡しますよいですな!」 ひょーりみ「じゃあ、俺が直接、学徒殿に謝罪に行くよ、いいよね。ザビエル が止めても絶対行くからね!いいね!」 翌日、ひょーりみ、劉弁、春華、ザビエルらは学徒出陣への陣を訪れた。 劉弁「はぁ…朕はこのまま殺されるのかのう?」 ひょーりみ「そんなに粗暴なことはされないと思いますが、帝位は奪われて しまうかと思います。」 劉弁「朕は命さえ助かればよれでよい。皇帝の位などそもそも朕には合わぬ」 ひょーりみ「そんなこと言ったって・・・俺だって怖いんだよ~うわわわん」 学徒警護兵「学徒さまがお待ちである、入られい!」 テントに入ると、学徒出陣、朝倉渦中、金宰陽、こおろぎら、荊州の重鎮たちが 勢ぞろいしていた。 「梁山泊総大将、ひょーりみでございます。」とひょーりみは学徒に深々と頭を下げた。 学徒出陣「そっちにいるのが、弁帝だな。」 劉弁「は…劉弁でございまする。」 「そちにはうらみは無いが、玉璽と帝位をいただくぞ。禅譲ってやつだ。 それで終わりだ、後は封地を与えるから静かに余生を過ごせ。」 そう言うと、学徒は劉弁を下がらせた。 学徒「さて、ひょーりみ。久しぶりだな。覚えているか?」 ひょーりみ「学徒様は我が命の恩人。そのことはよく覚えております。」 「そうか…論功行賞などは洛陽入場後におこなう。そちは先に帰り、洛陽の 人心を落ち着かせていよ。」そう言って、ひょーりみも解放された。 聖天使ザビエル「ひょーりみ殿、何事も無くてよかったですね。」 ひょーりみ「寿命が20年くらい縮んだ。しかしこれで学徒出陣殿は皇帝か… すごいなぁ…。まあいいや、とりあえず帰ろう。」 こおろぎ「むむむ、あれがひょーりみか…なんという運気!あれは学徒様と 同等、いや、それ以上かも知れぬ。それにあの梁山泊とやらあまりにも危険だ、 いずれ始末せねば、学徒様の未来を暗くするやもしれぬ・・・」 それから2日後、洛陽には学徒出陣、ひょーりみ、張春華、張燕、勇魚、韓遂ら 第二次黄巾軍の首魁の面々が一堂に会した。 世に言う大酢令会合である。